’女性のための美しい仕事着’
渾身の第二弾として2014年に発売しました。
「ジャケット」というアイテムはほんの小さな違いで大きな印象の差が生まれます。特に女性の体型は肩幅が狭いため肩が大きいすぎることや、襟部分のラペルのデザインが似合わないなどの問題が多く見受けられました。
個々の体型にフィットするデザイン
そこで、袖をラグランスリーブにすることで肩幅が小さい方でもその体型に合わせてフィットさせるデザインにしました。襟も無くすことで邪魔するものをなくし顔とのバランスをよくいたしました。コートの印象をそのままに、首裏まで立ち上がった後ろは襟がなくても、しっかりした印象を残し、ビジネスシーンや冠婚葬祭、あらゆる場面できちんとした誠実感を表します。
パーツ数12枚
ジャケット1着に12枚のパーツを組み合わせて作っています。1パーツ1パーツ鋏で裁断を行わずに、形通りに編み上げる「成型」の技術を駆使しています。ジャケット1着作るために編む時間はおよそ400分程かかります。通常のセーターなら全パーツで150分程ですので、何倍も時間と工数をかけ丁寧につくりあげています。
女性の仕事着とは
サラリーマンの定番服のスーツやワイシャツには、 それを着ることで清潔感を保ち、誠実に見せる役割があります。 一方、働く女性の着る服を概観したとき、そういう定番がないように感じました。 着れば身が引き締まる、モチベーションがあがる、相手に対して誠実さや安心感をさりげなく与えられる。 そんな、女性のための仕事服があってもいいと思いました。 そこで女性のための仕事着を提案します。
東北のニット生産工場
KNITOLOGYのブランドは生産してくださっている阿部ニットとの出会いがあったからこそ実現しました。阿部ニットはニット産業の盛んな福島にあります。3.11の震災の後、混沌としている状況下の中、幼少期に住んだことのある福島の地場産業、日本のアパレル産業に少しでも貢献したい、と工場を回っている時に出会いKNITOLOGYの方向性に共感してくださったのが阿部ニットです。そこから、二人三脚で製品作りを一から支えてくださっています。
サイズ
サイズ表 |
着丈 身幅 肩幅 袖丈 号数換算 |
S 69.5cm 39cm 35cm 50cm 7号(36) |
M 72cm 42cm 37cm 55cm 9号(38) |
L 75cm 44.5cm 38cm 56cm 11号(40) |